スターウォーズ計画へのフランスの反応

スターウォーズ計画へのフランスの反応

フランスは、ソ連と直接は国境を接していませんが、ソ連軍が西ドイツに侵攻した場合には、NATO 軍との役割分担に至る可能性がありました。

そのため、フランスは独自の核開発を行っており、核の保有国です。

フランスの核戦力は米ソに比べて微々たるものでしたが、敵が核攻撃で得る利益を上回る損害を相手に与えられれば、核攻撃を有効に抑止できる「比例的抑止」を目的として、核兵器を保有していました。

1985 年 5 月のボン・サミット(先進国首脳会議)の米仏首脳会談において、フランスのミッテラン大統領はレーガン大統領に、スターウォーズ計画 SDI への反対を表明しました。

SDI に参加しても培われた技術が自国に還元される保証がなく、優秀な研究者や技術者がアメリカに流出し、技術格差が拡大すると考えたからだ、と言われています。

ミッテラン大統領は SDI の代わりに、ユーレカ計画(欧州先端技術共同研究計画)を提唱しました。

ユーレカ計画は、1985 年 6 月の欧州共同体 EC 首脳会議で支持され、EC 12 ヶ国を含む 18 ヶ国により関係閣僚会議が組織されました。

なお、フランスは SDI への不参加を決めましたが、自国民間企業の SDI への参加は禁止しませんでした。

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